市販薬無いジフルカン・家族性良性慢性天疱瘡は病院へ

ジフルカンは抗真菌薬で成分名はフルコナゾールといい、カンジダとクリプトコッカスという真菌に特によく効きます。
ジフルカンが用いられるのは消化管真菌症や呼吸器真菌症、真菌血症、尿路真菌症、真菌髄膜炎などの深在性真菌症の治療で、その他にも造血幹細胞移植患者の深在性真菌症の予防にも使われる薬です。
また、ジフルカンは女性によく起こる病気である、外陰腟カンジダ症に対しても適応があります。
外陰腟カンジダ症はカンジダ膣炎とも呼ばれており、女性の性器にかゆみや痛みなどの症状が出るもので、市販薬では塗り薬でこの病気に対応したものがありますが、塗るタイプの市販薬は使いにくいという患者さんもいるため、飲み薬のジフルカンは治療がしやすく喜ばれています。
カンジダ膣炎の治療にジフルカンを処方してもらいたい場合は、婦人科や産婦人科で医師に相談してみると良いでしょう。
さて、ジフルカンは皮膚のカンジダ症には保険適応がありませんが、皮膚に起こる病気のひとつに家族性良性慢性天疱瘡というものがあります。
家族性良性慢性天疱瘡はヘイリー・ヘイリー病とも呼ばれており、中高年に起こることがある皮膚の病気で、高温多湿で摩擦されることが多い腋の下や股の間、肛門のまわりなどに発症しやすいとされています。
家族性良性慢性天疱瘡の症状は、水ぶくれに似たジクジクした皮疹から始まり、色素沈着を起こしたり、膿を伴ったかさぶたへ変わっていき、かゆみも強く出ます。
この病気は一度治ったと思っても再発が起こることが多いのが厄介な点で、治療するにはまず皮膚科で病理組織検査や、遺伝子診断を受けてこの病気であるかどうかを診断してもらうと良いでしょう。
家族性良性慢性天疱瘡の治療にはステロイドの外用薬や内服薬、レクチゾールという薬などが適しているので、市販の薬を頼るよりも皮膚科を受診して医師に処方された薬を使うのがおすすめです。